MATERIAL / ORGANIC COTTON 100%2年ほど前に新宿伊勢丹で購入後、室内試着のみです。定価50,000円。写真最後の3枚は別サイトから拝借したものです。身長158cmの自分にちょうど良いです。袖は長めのデザインなので折り返し。フロントフラップポケット付きの身幅にやや余裕のあるボックスシルエットのユーティリティーシャツです。希少なオーガニックのジャングルコットンを素材に使用。中間からやや薄手ぐらいのキャンバス生地でハリ、コシがあり春や秋のアウターとして最適です。中々、手に入らない特殊なコットンでネップ感のある独特な生地がポイント。(デザイナー解説)広大な熱帯雨林を流れる大河アマゾン。その最上流部の一つでアンデス山脈東斜面のハイジャングルにあるサンミゲル村。1990年代に橋が架かるまで船でしか行くことのできなかった村であった。標高1000m付近にあるこの村はその標高に関わらず年間を通して温暖で降雨量が多いエリアにあり、バナナ、キャッサバ、パパイヤ、豆類、サトウキビ、チリなど様々な作物が育つ。またかつては山深くでコカを栽培して現金収入を得ていたが、近年は世界的な需要増を受けてカカオやサチャインチに切り替えて収入を得ている。それら以外にここにはもう一つ重要な収入源となる作物があった。コットンだ。ハイジャングルで育つコットンはペルー原産のバルバデンセで白に加えてブラウン色がある。繊維は短いが原種に近く病気や害虫に強くて他の作物と混作されるため化学薬品を一切使用しない。90年代に起こった環境に影響の少ないコットンを求めるアメリカなどからの声を受けて需要が拡大し、彼らの生活を支える作物となっていた。しかし、現在は大規模生産されてより安価で細い繊維が採れる現代的な栽培方法のオーガニックコットンの普及により生産数は激減している。タラポトにあった大きな工場は閉鎖してしまい、村にある小さな工場も機械が止まったままになっている。しかし、その自然な栽培環境と方法、色あせることのないナチュラルカラー、そして何よりもそこに住むインディオの人達の生活を支える農作物であるということが魅力的なコットンであり復活に向けて動き出した。このシャツ地は彼らが数年前に収穫したブラウンコットンを使用して作っている。